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2014.10.10 Friday

10/8 BankART 滞在制作から公演へ!

 
BankARTでの公開制作が始まっている。整然と作品がならぶ展示空間から一つドアをくぐると、むき出しの空間がひろがっている。イントレがそびえ立ち、纏められつつある配線が床を張っている、それが集約するPAブース。そして真ん中の少し開けたスペースで場当たりしながら振りを確認するビルヂングメンバー達。どこか見てはいけないような感もするし覗いている気にもさせる空間。ようするに、舞台裏である状況が、あけっぴろになっているのだ。うん、観客席まである。
えっちゃんこと、近藤惠津子さんが河内さんとやりとりをしながら、自ら制作してきた舞台美術の場所をきめている。舞台空間としては(個人的にみてきた中では)珍しい全面床であり、暖色のライトと、窓からはいってくる柔らかな光の中で、穏やかな気分になりそうなトコロだったけど、本番にむけて静かにテンションを張っているのが感じられる。
公開制作は不思議だ。本番はある意味、見てくれるお客さんとの「見る、見られる」というインタラクティブなやりとりであり、喧嘩であり、セッションだ。しかし公開制作ではそういう感じでもない。どこか無慈悲な視線というようなもの(最も、アートスペースなこともあり柔らかな視線ではあったけど)にさらされている。何やってんだ?こいつら?といったような。職人さんの仕事場や、施行中の建設現場などの場所だったら、着実と進んで行くプロセスの美学のようなものを堪能できるかもしれない。しかし実際、何やってんだ?こいつら?を地でいくのが制作ともいえる。概してサクサクと進んでいくものではないし、雲をもつかむような作業でもあるのだから。しかし休憩中、何度も公演に足を運んでくださっているお客さんとナオトさんが話をしていた。和む。または、おばあちゃんが、「いつ上演されるんですか?」と聞いてきたりしてくれた。こんなこともあるんだと思いながら見ていた。無慈悲な視線も、興味本位の視線も、本番を目撃したい!という好奇心に変えられた瞬間があっただろうとその時思った。
ビルヂング「伸びる伸びる伸びるのビル」本日、公演開始です!
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